NY-Chelsea-Gil Scott Heron

Gil Scott-Heron - The Bottle

ギル・スコット・ヘロンといえば、やっぱりこの曲“The Bottle”を思い出す。
疾走感があって本当にCOOL。このVIDEOもかなりいい感じ。


詩人であり、ミュージシャンの彼は、NYのチェルシーで少年時代を過ごしたそうだ。

1960年代前半のチェルシーでは
ヒッピーよりもビートニクたちが幅をきかせていたそうで、
少年だった彼がビートニクに影響を受けたのも、きっと自然なことだったのだろう。


だから彼のは音楽でもあるんだけど、
韻を踏んだ言葉が連なっていく"ポエトリー・リーディング"のイメージだ。
ラップともまた違う、独特な感じ。
ケルアックの"路上"的なビートニクなエッセンス。
だからNYなのに西海岸の雰囲気がある。


聴きやすいメロディに乗せている言葉も、
かなり社会的なメッセージだったり痛烈な批判だったりするようだ。

あまり意味は深くわからないけど、ちらっと歌詞を見てみたら、結構重くて閉塞感がある。
アメリカやNYの日陰の部分みたいなイメージだ。


重い歌詞を暗いメロディーで歌ったら、まるでどん底な気分で滅入るけど
メッセージ性の高い詩を、あえてライトな曲に乗せると
押しつけがましくないから、さらっと聴けてしまう。


このギャップが肝心で、ついつい歌詞をじっくり読みたくなってしまう。

後から歌詞の意味に気がついて、わかった時の驚きは強烈!

マーヴィン・ゲイの歌詞なんかもそうだったけど
やられた!という感じだ。

ああ、もっと英語を勉強しておくんだった!(ちょっぴり反省&後悔)




Gil Scott-Heron & Brian Jackson - It's Your World
http://www.youtube.com/watch?v=QaiFd9YQzEc&feature=player_embedded#!


最近良く聴いている、Joe Bataanも“The Bottle”をカバーしていた。
ということで、この続きは別に書きます。

Joe Bataan - The Bottle (La Botellita)

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