夏の日
今年の夏は梅雨が短くて晴れの日が多かったし暑いから、
“夏らしい夏”とも言えるかもしれない
洗濯モノも短時間でカラッと渇いて気持ちがいい。
最近は朝からうだるような暑さで、いつもより早く目覚めるようになった。
今朝も目覚めたときには、もうセミが鳴き始めていた。
あのちょっと超音波的なセミの鳴き声は
“蝉しぐれ”の言葉通り
あちこちから雨のように音が降ってくる感じが宇宙っぽくて好きだ。
それから、夕暮れ時にひぐらしの“カナカナカナカナ・・・”という
声を聴くと、しみじみ夏だなぁと思う。
そして、今日は今日で局地的な通り雨が
雷を連れてやってきたらしい。
ゲリラ豪雨とかの近頃の異常な降り方は歓迎できないけど、
夏の夕立と雷を、家の中のなかで見るのはちょっとわくわくする。
あとはこれに蚊取り線香の匂いとスイカと花火があれば
まさに夏。
夏は短いけれど、夏バテしないで楽しく過ごせますように・・・
とマヤ歴元旦7/26のきれいな満月を眺めながら、思った。
(今年は1/1も満月で、満月からのスタートが多い。
だからなのか、なんとなく満月を意識して見てしまう。)
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ところで
夏の日と言えば
なぜか思い出すのが映画『ロシュフォールの恋人たち』
やっぱりフランスの夏と言えば“バカンス”と“ロマンス”が中心のようだ。
一度くらいは恋愛至上主義のフランス人みたいな夏を過ごしてみたいのものだが
全然恋愛体質じゃないので、多分無理。
でも夏木マリ姐さんみたいな、
お互いに自立した大人同士のロマンスには憧れる。
夏の日の歌
双子姉妹の歌
このフランス映画の音楽と色彩と単純さが、
10代〜20代初めの頃オリーブ少女(死語)だった私にとって
とても印象的だった。
今年初めにDVDを買って久しぶりにみたら
そんな乙女な時代に一瞬だけワープして懐かしかった。
やっぱり音楽とか映像とか匂いは、一種のタイムマシンだ。