分福茶釜と放射能

最近は、いろいろ考えることが多くてすっかり音楽から離れてサボっていましたが、
今日は細野さんの「分福茶釜」という本を読んでいて
感じたことがあったので書きます。

細野晴臣  はらいそ 


311以降の話をする細野さん
http://youtu.be/ye5Mdf3d_E0


分福茶釜」は2008年に出版された本の文庫化ですが、
初めて読みました。とにかく共感しきり。


特に311以降、私の中で何かが大きく変わった後でこの本と出逢ったことは
なにか特別の縁だとさえ思う。


そのなかの一節にこう書いてある。


“ぼくが思うに、今は意外と大事な時期なんだよ。

思ってる以上に大きな分かれ道に立たされてる。

ここで何かを決めないといけない。

(中略)

ホントは危険が匂ってはいるんだよ。

でもちゃんと認識できていない。

頭で理解することはできる。

でも皮膚感覚で理解ができてないんだと思う。



ぼくの場合、いつも皮膚感覚で理由なく恐れたりするから。

この「イヤだな」という感じはなかなかうまく説明できないんだけど、

やっぱりイヤなんだよ。

どこかに逃げたいくらい。

良くなる予兆がないからね

(中略)

(ーで、そういうときって、細野さん必ず、場所を変えようって言うんですよ。)

言うかもしれない。そういうのを「方違(かたたがえ)」っていうんだ。


(ー「何か食べに行こう」って)

なんだ、腹が減ってるだけか(笑)”



ずっと東京からの方違を考えていた細野さんは、
今回のアルバムを作るにあたって神戸に移住したそうです。


まさにその「方違」を、私も計画しているところだったので
シンクロに驚いたけど

こういうシンクロがある時は経験上、いつも間違いないので安心した。


細野さんとは天河神社チベット仏教ネイティブアメリカンの思想など
興味の方向にも通じるモノを感じてきたけど

言ってることに対してここまでいちいち共感できる人は、なかなかいない。
勝手に親近感を感じてます。




地震の後に生活を蝕んでいる、
目に見えないもの
それは闘うものではなく
避けなければいけないもの。


子どもを守ることが、今は一番大事。

この夏、私も引っ越しすることに決めました。



細野晴臣 放射能

先日、ライブで突然演奏してくれたようです。
教授のツイートで知りました。

さすがはガイガーカウンターを持ち歩いている細野さんならではの選曲



オリジナルは
Kraftwerk - Radioactivity
http://youtu.be/kXD6Gtinvbc

この曲はドキュメンタリー映画『100000万年後の安全』でもかかりました。
http://www.uplink.co.jp/100000/






ウォリー・ビーズ/Harry Hosono and The Yellow Magic Band


細野晴臣 分福茶釜 (平凡社ライブラリー)

細野晴臣 分福茶釜 (平凡社ライブラリー)