シンガー・レディ

窓を横切る雲 - 笠井紀美子 ('72)

など、今聴いても全然古くない

70年代〜80年前半の、このころの音が一番好きだ。
何が違うのかは良くわからないけど
本物の"生音"という感じ。

多分、本格的にデジタルな機材が出てくる直前だからかもしれない。

アナログとかレコードとかの
ぬくもりと深みのある音が、心にまっすぐ響いてくる気がする。

最近でもｼﾞｮﾝ･ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ&ｻﾞ･ﾙｰﾂの『WAKE　UP!』や
CKBの『MINT　CONDITION』には、この頃の音の空気感を感じた。

そして子どもの頃の憧れのSOUL　DIVAと言えば、
朱里エイコさんとしばたはつみさんだった。
声もリズム感も日本人離れしていてかっこよかった！

今ヒットチャートを賑わせている曲は
似たような歌詞、似たようなフレーズ、似たようなメロディーで
『カラオケで歌いやすい曲』ばかりが多いけど
あの当時は素人には難しい曲が多かった気がする。

そして、あのころのシンガーには
ちょっとやそっとでは真似できない
圧倒的な歌唱力や
出てきただけでスターらしい、
シンガーとしての風格や雰囲気があったなぁと思う。

シンガーレディー　-　しばたはつみ　