G.F.O.S

久しぶりに映画館で映画を観てきた。

『SOUL POWER』は
1974年にザイールで行われた音楽イベントのドキュメンタリー映画
モノスゴイ顔ぶれのアーティストが参加していたのを予告編で見て、
ずっと楽しみにしていたのだ。

70年代の頃の、あのアナログな音の感じがとても良かった。


音楽映画は、やっぱり劇場の大画面と音響で観た方が断然いい。

初っ端はJBにしか着こなせない、インパクトのある衣装にビックリ。

でもそれを全く気にさせないほどの強烈なエネルギーと圧倒的な存在感。
まさにGodfather of Soul(G.F.O.S)


イメージとは違って、JBはステージを降りるととても気さくで礼儀正しく見えた。


JBや勝新太郎のように
ひと癖あるけど、愛嬌があって熱いものが全身から漲っている
豪快な大物スターらしいスターが、最近少なくなったのは寂しい。
今年のワールドカップでのマラドーナもそういう意味で存在感があって好きだった。




Muhammad Ali Says Some Things About America

この映画ではモハメド・アリが話しているところも初めて見た。

最初は穏やかな顔つきで話していたのが、
試合が近づくにつれ、どんどん険しく真剣な表情になるのがわかった。

本当に命とプライドを賭けて試合に臨んでいたいたのだと思った。



『SOUL POWER』を観て一番強烈に感じたのは
当時のBLACK POWER MOVEMENTの熱気=熱さだ。


今、元気のない日本で一番必要なモノは
その「情熱」とか「プライド」なんじゃないかと思った。

それが本当のSOUL POWERの原点かもしれない。