セブンスターショー
40年ちかくも前に、こんなにカッコイイ番組があったなんて!
(「うすら寒い」なんて言葉、なかなか聞かないよね。
手書きのボードも逆に新鮮。)
オープニングの「ミルキーウェイ」にグッときた。
70年代の空気感が満載。
子供だった私は全く憶えていないけど、
今見ても全然色褪せないどころか
最近のテレビ番組よりもずっと魅力的。
ユーミン・ムッシュ、ジュリー、五木ひろし、ヒデキに森進一、布施明と吉田拓郎・・・
(7人のスターだから“セブンスターショー”?!
この場合ユーミンとムッシュはひとつのユニットとしてカウントされてる?!)
しかもTin-Pan-Alleyの演奏だなんて最高!
細野さんも、ダンディーなヒゲがカッコイイ。
ムッシュ、あらためて見たけどやっぱり存在感があって好きだなぁ。
ユーミンも全身キラキラ輝いてる。
70年代ころのこのムードって、ロマンとか夢みたいなものを感じる。
大阪万博の太陽の塔とか
音楽も衣装やセットが無駄にスペーシーな感じだったりとか
未来を見つめてる感じ。
今でもこのままで十分イケてると思うなぁ。
この時代のセンス、すごくいいと思う。
インテリアとかファッションとかも。
そして40年たった2010年
今もある意味では
『異常とも思える うすら寒い状況』かもしれない。
でもこういうとき、たとえ音楽を歌えなくても
音を五感で感じることによって
ちょっとは体力と精神力の均衡が保てるような気がする。
少なくとも私にとっては
音楽はそういう特別なものだ。
monsieur,Yuming with Tin-Pan-Alley−フリフリ〜バンバン
Yuming,Monsieur with Tin-Pan-Alley−中央フリーウェイ
この曲はユーミンがムッシュのために書いたなんて知らなかった。
私に音楽の楽しさを教えてくれた、
亡き父が吸っていたタバコもセブンスターだった。
もうすぐ命日がやってくる。